初歩的なCLHEP導入ガイド
今日、高エネルギー物理学で一般的に用いられているシミュレーションソ
フトといえば「GEANT」です。この「GEANT」を使用するためには、「CLHEP(C++ Library for High Energy
Physics experiment)」という高エネルギー物理で使用する共通ライブラリを導入する必要があります。
ここでは「CLHEP」のダウンロードからインストール、簡易的な実行方法までを解説
したいと思います。
- CLHEPのダウンロードページへ
⇒ http://wwwasd.web.cern.ch/wwwasd/lhc++/clhep/INSTALLATION/clhep.html
- OSにインストールされているgccのバージョンに合ったclhepを
ダウンロード
⇒ clhep-1.8.1.0.tgz
- ダウンロードしたファイルの展開
⇒ $ tar xzvf clhep-1.8.1.0.tgz
- 管理者権限でログイン
⇒ $ su -
Password:
- 展開されたファイル内のCLHEPディレクトリを
/usr/local/にコピー
⇒ # cp -r /1.8.1.0/CLHEP /usr/local/
- コピー先のCLHEPディレクトリ内で./configureをして
Makefileの生成
⇒ # cd /usr/local/CLHEP
# ./configure
(# /usr/local/CLHEP/./configure)
- Makefileを基にして、ソースコードをmakeコマンドでコンパ
イル
⇒ # make
- makeコマンドで生成されたバイナリファイルのインストール
⇒ # make install