こ こはLINUXコマンド入門です。

Linuxコマンド入門


 WindowsとLinuxの代表的な違いの1つにGUIかCUIか、 という 点が挙げられます。GUIとはマウスによるグラフィカルな操作のこと、CUIとはコマンドによる操作ということです。Linuxでも何か作業を行う際、ア イコンをマウスでクリックすることによって操作が可能ですが、やはり 主な操作はコマンドでしょう。慣れればLinuxのコマンド操作も(非常に)快適なものです。ということで、ここではコマンドの使用法等について解説して いきます。(ここの数行は読み流して構いません。)



1.Linux覚え書き

 Linuxに触れる上でまず知っておいてもらいたいことを幾つか述べたいと思います。Linux以上に触れる機会が多かったであろうWindowsとの 相違点を理解していただけると幸いです。まず、WindowsもLinuxも、どちらも基本ソフトといわれるOSの仲間ですが、似ているところも全然違う ところもあるものです。パソコンを使う上では似たような役割をするものですが、WindowsもLinuxも性格が異なるものだと思ってください。そし て、そんなOSと付き合っていくにはよく性格を知らなければなりません。
  1. ログイン・ログアウト
  2. GNOME・WindowMaker
  3. ファイルとディレクトリ
  4. 絶対パスと相対パス
  5. コマンドとオプション
ここでは上記リストに沿って、知っておいて欲しいことをつらつら説明していきます。



1.ログイン・ログアウト
 パソコンを起動して暫く待つと、ログイン画面というものが出てきます。ログイン画面はパソコンを使うための「入口」です。ここでログインをしないとパソ コンを使えません。はじめに、自分の決められたアカウント名というものを入力します。そしてEnterキーを押します。次いでパスワードを入力して再度 Enterキーを押します。これでログイン完了です。

図1-1 Vine Linuxでのログイン画面

 パソコンをもう使わないのであれば、ログアウトという作業をします。ディスプレイ左下にあるメニューからログアウトを選択してEnterキーを押して下 さい。これでログアウト完了です。

※ログイン…ログオンともいう。自分名義でパソコンを使用できる状態にすること
※ログアウト…ログオフともいう。
→イン⇔アウト(オン⇔オフ)というように対比関係にあります。入口・出口という関係です。

※アカウント…パソコンを使う上での「自分専用の名義(名前)」
※パスワード…ここでいうところのパスワードとは、アカウント専用のパスワードのこと。
→「アカウントとパスワード」は、銀行での「キャッシュカード挿入とパスワード入力」に似ています。



2.GNOME・WindowMaker
 1.ログイン・ログアウトの項で説明したログインを行う際、自分の好みの環境に合わせた状態でログインすることが出来ます。ここでいう「環境」とは、 「パソコンを操作する際のデ スクトップの見た目」と思ってください。

図2-1 ログイン画面(詳細)

 図2-1をよくみると左下の項目に「デスクトップ」という部分があります。ここを左クリックすると、「GNOME」や「WindowMaker」といっ た項 目一覧が出てきますので好みの項目を選択することが出来ます。選択する項目は「GNOME」でも「WindowMaker」でもどちらでも構いません。こ こで好みの項目を選択した後に、1.ログイン・ログアウトの項の説明に沿ってログインすることにより、自分の選択したデスクトップ環境でパソコンを使用す ることが出来ます。



※「GNOME」環境と、ログアウト方法
 図2-2がGNOMEのデスクトップ風景です。非常にWindowsに似ているのがわかると思います。ここでログアウトの際の ため、デスクトップ左下 にあ るアイコンに注目してください。

図2-2 GNOMEのデスクトップ風景

 デスクトップ左下に図2-3のような、「足の裏」の形をしたアイコンがあります。これは、Windowsでいうところの「スタート」メニューのようなも ので す。

図2-3 GNOMEアイコン

 図2-3のアイコンを左クリックすると、図2-4のように、新たにメニューがでてきます。

図2-4 GNOME環境でのログアウト方法

 新たに出てきたメニュー上にある「ログアウト」と書かれた項目を左クリックすると、図2-5のような画面が出てきます。

図2-5 ログアウトの確認

 図2-5は、「本当にログアウトするのかどうか確認」するための画面です。ここで「はい」を左クリックするか、そのままEnterキーを押すと、 GNOME環境でのログアウト完了です。



※「WindowMaker」環境と、ログアウト方法
  図2-6がWindowMakerのデスクトップ風景です。Windowsと少し異なるのがわかると思います。

図2-6 WindowMakerのデスクトップ風景

 いま、デスクトップ上のアイコンのない部分のどこでも構わないので右クリックをしてみます。

図2-7 WindowMakerでのログアウト方法1

 右クリックをすると、図2-7のようにメニューが出てきます。

図2-8 メインメニュー

 出てきたメニューが図2-8です。ログアウトの際は、メニューの一番下にある終了を左クリックします。

図2-9 WindowMakerでのログアウト方法2

 図2-9のように、更にメニューがでてきます。

図2-10 終了メニュー

 現れたメニューの詳細が図2-10です。このメニューの「セッションを終了...」を左クリックします。

図2-11 WindowMakerでのログアウト方法3

 新たに、デスクトップ上に画面が現れました。

図2-12 ログアウトの確認

  図2-12は、「本当にログアウトするのかどうか確認」するための画面です。ここで「終了」を左クリックするか、そのままEnterキーを 押すと、WindowMaker環境でのログアウト完了です。



3.ファイルとディレクトリ
 ファイルは中身、ディレクトリは容れ物(箱)のようなものです。



4.絶対パスと相対パス
 パスとは目的のファイル・ディレクトリまでのルート(道筋)を示したものです。住所と言い換えることも出来ます。
 絶対パスとは、基準となる位置から目的地までの道筋を示したルートのことです。相対パスとは、今いる位置から目的地までの道筋を示したルートのことで す。
 例えていえば、郵便配達の人が郵便物を目的地に配達する場合、「神奈川県秦野市南矢名○-○○-○○」という住所を頼りに配達するのが絶対パス(住所と いう世界共通のルールに従って配達)、「今ここのコンビニにいるからあそこの道をこういってあーいけば目的地につくなぁ」というのが相対パス(今自分がど こにいるかを基準にして目的地に配達)です。
 …と言葉で言うだけでは理解しづらいかもしれないので、図を見ながら実際にディレクトリを移動する際のことを考えてみましょう。



図4-1 ディレクトリ構造の一例

 図4-1は、あるディレクトリ構造の一例を示したものです。
黒枠⇒ディレクトリ
緑文字⇒ディレクトリ名
青線はディレクトリとディレ クトリの繋がりを示しています。
 ここでは仮に、左図のような様々なディレクトリ間を移動するにはどうすればよいかを実例を考えながらみていきます。適宜、図4-2,4-3,4-4を参 考にしてみて ください。









図4-2 絶対パス指定での移動

 まず、絶対パス指定で目的のディレクトリへ移動する場合を考えます。絶対パスで目的地のディレクトリを指定する場合は、自分がどのディレクトリにいても 絶対パスの指定の仕方は変わりません。ディレクトリ構造の根っこである@から目的地までの道順を指定すればよいのです。(ちなみに基準となる@のディレク トリのことをルートディレクトリといいます。)
 「Frika」というディレクトリに移動したい場合、cdというコマンドを用いて、

「cd /home/inoue/TEST/rika」

と入力してEnterキーを押します。





図4-3 ログイン時にいる場所+α

  さて、パソコンに自分のアカウント(自分の名義のこと)でログインしてから、ターミナル(コマンド入力画面)を起ち上げるわけですが、コマンドをはじめて入力する時点(ログイン時点)では、自分はどのディレクトリにいるので しょうか?自分のアカウントが「inoue」であるのなら、/homeというディレクトリのすぐ下に「inoue」というディレクトリがあります。同様 に、「satou」というアカウント名なら、/homeというディレクトリのすぐ下に「satou」というディレクトリが存在しています。それら、 /homeディレクトリのすぐ下にある自分のアカウント名のディレクトリの中に一番 初めにいることになります。ですので、「inoue」さんがログインしている場合は、「Binoue」のディレクトリの中に初めにいること になります。もしこの状態で絶対パスの指定方法でディレクトリを移動したい場合は、図2を参照してください。
 仮に、相対パスでディレクトリを移動する場合を考えます。今「Binoue」というディレクトリから「Frika」というディレクトリに移動するものと します。その場合、(「Binoue」というディレクトリ内にいるのですぐ下の)

「cd TEST/rika」

と入力し、Enterキーを押します。この移動方法が相対パスでの指 定の仕方です。移動する直前にいた、「Binoue」という位置を基準にして、「Frika」というディレクトリまで移動しました。





図4-4 相対パス指定での移動

 以上までの行程で、無事「Frika」というディレクトリの中にまで移動できました。Linuxでの作業に慣れてくると、どんどんファイル・ディレクト リを作成したり、ディレクトリ間の移動が頻繁になってきます。しかし、たった1つ上のディレクトリに移動する際にも絶対パスで長々とコマンド入力するのは 非常に手間のかかる作業となります。慣れてくれば、ディレクトリ間の移動は相対パスで行うほうが快適でしょう。
 そこで、先ほどまでの作業で「Frika」というディレクトリに移動しましたが、この位置から相対パスで「HLAB」というディレクトリに移動する方法 を考えてみましょう。ここで図4を見てください。「Frika」から「HLAB」へ移動するなら、赤矢印のルートで行くことになることがわかります。なの で、(今「Frika」というディレクトリにいるので)

「cd ../」 ←1つ上のディレクトリへ移動(DTESTディレクトリに到着)
「cd ../」
←1つ上のディレクトリに移動(Binoueディレクトリに到着)
「cd html」
←すぐ下のhtmlディレクトリに移動(Ehtmlディレクトリに到着)
「cd LAB」
←すぐ下のLABディレクトリに移動(HLABディレクトリに到着)

と順に入力し、その都度Enterキーを押せば、最終的に「HLAB」というディレクトリまで移動できることがわかります。しかし、コマンド入力、 Enterキーを押す、コマンド入力、Enterキーを押す…という作業を何度も繰り返すのは面倒くさいです。そこで、

「cd ../../html/LAB」

という形で(ディレクトリの指定部分をつなげて)入力することによ り、上記4回の入力を1まとめにして実行することが可能です。この方法に慣れるように心がけましょう。



5.コマンドとオプション
 パソコンに命令を実行させる場合コマンドを入力しますが、自分の目的に出来るだけ沿うように命令を実行させるためオプションというものが存在します。主 に、命令を実行させる場合には、コマンドとオプションを組み合わせて命令を入力します。通常、「コマンド」+「半角スペース」+「オプション」という形で 命令を入力します。コマンドによっては、「コマンド」+「半角スペース」+「オプション」+「半角スペース」+「ファイル名(ディレクトリ名)」という形 をとる場合もありますので注意してください。ここで気付かれたかもしれませんが、コマンド・オプション・ファイル名(ディレクトリ名)をそれぞれ区切る ルールとして半角スペースを入力することになっています。





2.コマンドの使い方

 コマンドの使い方は次の通りです。
  1. ターミナルを起ち上げる
  2. キーボードでコマンドを入力する
  3. Enterキーを押す
 非常に簡単ですね。しかし、Linux初めての人にとっては「??どういうこと??」と感じる人も少なくないと思います。書物やホームページでは、自分 が知らないことでも「知ってて当然」というように思われていて、あまり解説がされていない内容があったりします。ほんとに初めての人は「ターミナル??な んのこっちゃ?」と思って当然です。…ということで、ここではそういう世の中の不親切な部分を補完していきます。



1.ターミナルを起ち上げる
 
ターミナルとは「コマンドを入力する画面」のことです。コマンドを入力するためにはこのターミナルを用意する必要があります。 GNOME環境の場合、WindowsのようなアイコンがLinuxにもあるので画面をひとしきり眺めて見ましょう。このターミナルを起動するためのアイ コンがあります。それを 左クリックすればよいのです。

←このアイコンをクリックすると…
 ↓このようなターミナルが現れます。(GNOME teminalといいます。)


←このアイコンをクリックすると…
 ↓このようなターミナルが現れます。(ktermといいます。)


 上記どちらのターミナルも基本的な機能は同じですので、好みのターミナルを使用してください。
 WindowMaker環境の場合、デスクトップ上のアイコンの無い部分で右クリックをして出てきたメニュー上の「ターミナル」をクリックすればOKで す。
 これで第1段階はクリアです。



2.キーボードでコマンドを入力する
 キーボードはあなたの目の前にある(はず)の物体です。このキーボードを使ってコマンドを入力します。コマンドにはいろいろ種類があります。例えば、 「今いるディレクトリにどんなファイルがあるか見てみたい」という場合は、ターミナル上で「ls」と入力します。



3.Enterキーを押す
 ターミナル上でコマンドを入力したら、Enterキーを押します。この時点でコマンドを実行します。そして主にターミナル上に実行結果が表示されます。 ターミナル上で「ls」と入力し、Enterキーを押したのであれば、ターミナル上に「今いるディレクトリ内のファイル名」が表示されたはずです。以上で コマンドの使い方はOKです。





3.Linux主要コマンド一覧

 ここでは、覚えておくとお得・便利というコマンドを紹介します。コマンドはアルファベット順に並んでいます。適宜、参考にしてください。

※下記の 表において、「file」は任意のファイル名、「dir」は任意のディレクトリ名を指します。半角スペースが入っているかどうかにも 気をつけてください。


cd編…ディレクトリを移動する

how to use(つかいかた)
explanation (解説)
cd
自分のローカルディレクトリ(自分のアカウント名のディレクトリ)へ移 動
cd ~/
自分のローカルディレクトリ(自分のアカウント名のディレクトリ)へ移 動
cd ../
1つ上のディレクトリに移動
cd ../../
2つ上のディレクトリに移動
cd dir
今いるディレクトリ直下のdir というディレクトリに移動
cd ../dir
1つ上のディレクトリ直下にある dirというディレクトリに移動
cd /
一番上のディレクトリ(ルートディレクトリ)に移動する
cd /home/inoue
絶対パス指定で、homeディレクトリ下のinoueディレクトリに移 動する


cp 編…ファイル・ディレクトリをコピーする
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
cp file dir
fileというファイルをdirというディレクトリ内にコピーする
cp file1 file2
file1というファイルをfile2というファイル名に変更してコ ピー
cp file1 ../dir/file2
1つ上のディレクトリ直下のdirという名のディレクトリ内に file2という名前に変してコピー
cp -r dir1 dir2
dir1というディレクトリをdir2というディレクトリ名に変更して コピー


gunzip 編…ファイルを展開(解凍)する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
gunzip ○○○.gz
○○○.gzという名のファイルを展開(解凍)する


gzip 編…ファイルを圧縮・展開(解凍)する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
gzip file
fileという名のファイルをgzipを通して圧縮する
(圧縮されたファイル名はfile.gz)
gzip -d ○○○.gz
○○○.gzという名のファイルを展開(解凍)する
gzip -r dir
dirという名のディレクトリ内にある全ファイルをgzipを通して圧 縮する
(dirという名のディレクトリ内にある全ファイル名の末尾に.gzが付く)
gzip -rd dir
dirという名のディレクトリ内にある全ての○○○.gzというファイ ルを展開(解凍)する


kill 編…プロセスやジョブを強制終了させる
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
kill ○○○
終了させるプロセスかジョブのID numberを○○○の位置に入力して実行することにより、プロセスかジョブを強制終了させる


less 編…ファイルの中身を表示する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
less file
fileの中のテキストを1画面単位で表示する


lpq 編…印刷ジョブを確認する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
lpq -P○○○ △△△
△△△という名のユーザーが○○○という名のプリンタで印刷しようとし た印刷ジョブを確認する
(オプションのPが大文字であることに注意)


lpr 編…ファイルを印刷する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
lpr -P○○○ file
fileという名のファイルを○○○という名のプリンタで印刷する
(オプションのPが大文字であることに注意)


lprm 編…印刷ジョブを削除する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
lprm -P○○○ △△△
△△△という名のユーザーが○○○という名のプリンタで印刷しようとし た印刷ジョブを全て削除する
(オプションのPが大文字であることに注意)
lprm -P○○○ □□□
△△△という名のユーザーが○○○という名のプリンタで印刷しようとし た□□□というIDの印刷ジョブを削除する
(オプションのPが大文字であることに注意)
(□□□には数字が入る)


ls 編…ファイルやディレクトリ表示する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
ls
今いるディレクトリ内のファイル・ディレクトリを表示
ls -a
今いるディレクトリ内のファイル・ディレクトリに加え、隠しファイルも 表示
ls -l
今いるディレクトリ内のファイ ル・ディレクトリの情報を詳しく表示
ls dir
今いるディレクトリ直下のdir というディレクトリ内のファイル・ディレクトリを表示
ls ../dir
1つ上のディレクトリ直下にある dirというディレクトリ内のファイル・ディレクトリを表示


man 編…マニュアルを参照する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
man ○○○
○○○というコマンドのマニュアルを参照する


mkdir 編…ディレクトリを作成する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
mkdir dir
dirというディレクトリを作成する


more 編…ファイルの中身を表示する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
more file
fileの中のテキストを1画面単位で表示する


mv 編…1.ファイル・ディレクトリの名前を変更する
         2.
ファイルを移動 する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
mv file1 file2
file1というファイル名をfile2というファイル名に変更する
mv dir1 dir2
dir1というディレクトリ名をdir2というディレクトリ名に変更す る
mv file dir
fileというファイルをdirというディレクトリ内に移動する
mv dir1 dir2
dir1というディレクトリをdir2というディレクトリ内に移動する
mv file ../dir
fileというファイルを1つ上のディレクトリのdirというディレク トリ内に移動する


ps 編…実行中のプロセスを表示する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
ps -u ○○○
○○○というユーザーが実行中のプロセスを表示する


pwd 編…今いるディレクトリを絶対パスで表示する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
pwd
今いるディレクトリの位置を絶対パスで表示


rm 編…ファイル・ディレクトリを削除する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
rm file
fileという名のファイルを削除する
rm -f file
fileという名のファイルを本当に削除するのか確認せずに削除する
rm -i file
fileという名のファイルを本当に削除するのか確認しながら削除する
rm -r dir
dirという名のディレクトリを中身ごと削除する
rm -rf dir
dirという名のディレクトリを本当に削除するのか確認せずに削除する


rmdir 編…中にファイルの無いディレクトリを削除する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
rmdir dir
dirという名のファイルが入っていないディレクトリを削除する


scp 編…異なるパソコン間でファイルを安全にコピーする
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
scp file ○○○@△△△:□□□

例:scp file hoge@hogehoge.u-tokai.ac.jp:~/
△△△というホスト名のパソコンに○○○というアカウントで□□□とい うパスにfileという名のファイルをコピーする
(パスワードの入力が必要になります)

例:hogehogeというホスト名のパソコンにhogeというアカウントで、hogeというアカウントのローカルディレクトリへfileという名のファ イルをコピーする。
次いで、パスワード入力になります。
scp -r file ○○○@△△△:□□□

例:scp -r dir hoge@hogehoge.u-tokai.ac.jp:/home/hoge/test/
△△△というホスト名のパソコンに○○○というアカウントで□□□とい うパスにdirという名のディレクトリをコピーする
(パスワードの入力が必要になります)

例:hogehogeというホスト名のパソコンにhogeというアカウントで、/home/hoge/test/というディレクトリ直下へdirという名 のディレクトリをコピーする。
次いで、パスワード入力になります。


slogin 編…ネットワーク上の他のパソコンへ安全にログインする
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
slogin ○○○@△△△

例:slogin hoge@hogehoge.u-tokai.ac.jp
△△△というホスト名のパソコンに○○○というアカウントで安全にログ インする
(パスワードの入力が必要になります)

例:hogehogeというホスト名のパソコンにhogeというアカウントで安全にログインする。
次いで、パスワード入力になります。


ssh 編…ネットワーク上の他のパソコンへ安全にログインする
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
ssh ○○○@△△△

例:ssh hoge@hogehoge.u-tokai.ac.jp
△△△というホスト名のパソコンに○○○というアカウントで安全にログ インする
(パスワードの入力が必要になります)

例:hogehogeというホスト名のパソコンにhogeというアカウントで安全にログインする。
次いで、パスワード入力になります。


tar 編…ファイル・ディレクトリを圧縮・展開(解凍)する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
tar cf ○○○.tar file
fileという名のファイルを○○○.tarというファイルとして圧縮 する
tar cf ○○○.tar dir
dirという名のディレクトリを○○○.tarというファイルとして圧 縮する
tar cvf ○○○.tar file
fileという名のファイルを、処理したファイルを表示しながら ○○○.tarというファイルとして圧縮する
tar cvf ○○○.tar dir
dirという名のディレクトリを、処理したファイル一覧を表示しながら ○○○.tarというファイルとして圧縮する
tar czf ○○○.tar dir
dirという名のディレクトリを、gzipを通して○○○.tarとい うファイルとして圧縮する
(gzipにより、ファイル容量が圧縮されます)
tar czvf ○○○.tar dir dirという名のディレクトリを、処理したファイル一覧を表示しなが ら、gzipを通して○○○.tarというファイルとして圧縮する
(gzipにより、ファイル容量が圧縮されます)
tar xf ○○○.tar
○○○.tarという名のファイルを展開(解凍)する
tar xvf ○○○.tar 処理したファイル一覧を表示しながら○○○.tarという名のファイル を展開(解凍)する
tar xzf ○○○.tar
gzipを通して圧縮された○○○.tarという名のファイルを展開 (解凍)する
tar xzvf ○○○.tar 処理したファイル一覧を表示しながら、gzipを通して圧縮された ○○○.tarという名のファイルを展開(解凍)する
tar xzf ○○○.tar.gz
○○○.tar.gzという名のファイルを展開(解凍)する
tar xzvf ○○○.tar.gz 処理したファイル一覧を表示しながら○○○.tar.gzという名の ファイルを展開(解凍)する


w 編…パソコンにログインしているユーザー名を表示する
how to use(つかいかた)
explanation (解説)
w
現在パソコンにログインしているユーザー名を表示する